ホーム > 東洋療法と新しい医療人 > 新しい時代に答える職域
社会の変化とともに、地域医療、老人医療、スポーツ医療など新たな職域が保健医療の世界にも広がっています。
スポーツ医療は野球、サッカー、水泳、テニス、ゴルフ、陸上競技、バレーボールなどほとんどの分野で行われています。特にトレーナーの分野では、選手やスポーツ愛好家の体力・健康維持増進や疲労の回復、並びにスポーツ障害や外傷の予防と治療及び回復、コンディショニング、リコンディショニング等の手段として注目されています。
スポーツ分野で東洋療法の施術を行う者は、「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」の資格を有するのは勿論のこと、専門的な知識と技術の向上をめざした研鑽を積み、 これを継続して行わなければなりません。さらに、競技の特性や発生する傷害の発生機転について知識を深めることも必要です。
近年では、国民体育大会や各地で行われているスポーツイベント会場などの現場において鍼灸マッサージコーナーを設け、大会参加者に東洋療法を体験してもらおうというようなボランティア活動も盛んであり、スポーツ選手やスポーツ愛好家にも健康の維持・増進を目的として東洋療法を利用する意識が高まってきています。