ホーム > 東洋療法と新しい医療人 > 高まる理解とニーズ
1997年、アメリカの国立衛生研究所(NIH=National Institute of Health)の会議で、一定の範囲におけるはり治療の有効性が発表されました。近年、はりきゅう、あん摩マッサージ指圧の治療を受ける患者さんの層が変わってきています。病医院の診察を受けてからでなく、初診からはりきゅう、あん摩マッサージ指圧の治療に訪れる人が年々増えているのです。
こういった患者側や病院側の理解の深まりと同時に、社会情勢に反映したニーズが高まってきました。高齢化社会に対応できる医療の一環として、あるいは健康志向の高まりから、予防の医学としても注目されるようになってきました。またその一方でこうした社会のニーズに応えられるだけの技術、知識、教養のレベルアップ、そして責任が求められています。