News & Topics

 

ホームNews & Topics > 詳細

第43回教員研修会報告

2019年8月6日(火)~7日(水)、静岡県沼津市「ふじのくに千本松フォーラムプラサヴェルデ」にて、第43回教員研修会を開催致しました。
「良き施術者を育てるために」をテーマとして、第1日目は、岩崎由純先生による教育講演「ペップトーク『やる気を引き出す魔法の言葉』」、ならびに朝霧高原診療所院長の山本竜隆先生による特別講演(市民公開講座)「統合医療と地域活性」をご講演いただきました。
ペップトークでは、スポーツ競技の開始直前に選手の心を揺さぶる激励のショートスピーチについて解説して頂き、教育現場でも学習者を前向きな気持ちに変える上で大変参考になるお話を拝聴しました。
統合医療では、「医療モデル」と「社会モデル」があり、近年特に地域の資源や人材を活用した健康づくりやセルフケアにつなげる社会モデルが重要とされ、さらに現代人の健康には自然が欠かせないとして、自然環境を活かした保健医療分野における地域活性の取り組みについてお話頂きました。
第2日目は、教育研究部からの報告として、「模擬試験の作問について」を松峰理真先生(東京医療専門学校)に、「新カリキュラムを踏まえた臨床実習の現状と今後」について、池田弘明先生(中和医療専門学校)と船水隆広先生(東京医療専門学校)にご発表いただきました。日本医療福祉生協連合会 家庭医療学開発センター長、藤沼康樹先生による特別講演「省察的実践家としてのプロフェッショナルを育てる」では、ドナルド・ショーンが提唱した省察的実践家を育てるフィードバックスキルやリフレクションの大切さについて、新カリキュラムでの臨床実習の充実を図る方策としてご教示いただきました。
研修会終了後のアンケートの回収率は84.2%(170/202)、研修会全体を通してとても満足40.6%、満足50%、普通8.8%、(解答なし1名)との結果となっております。自由記載では「普段の教育を考えるよいきっかけを頂いた」、「具体的な事例も多く学びの多い2日間だった」など、多数の肯定的なご感想をいただきました。
今回の研修会が先生方の日々の教育現場で、少しでもお役に立てば幸いに存じます。200名を超えるたくさんのご参加、誠にありがとうございました。
© Japan College Association of Oriental Medicine.

ページトップへ